お庭の管理
お庭の管理は、次のような作業に分類出来ると考えます
- 庭木の剪定をする
- 害虫や病気から庭木を守る
- 樹勢をつけるための肥料
- お庭のお掃除
庭木の剪定をする
庭木を剪定する方法として、大きく二つに分けることが出来ると考えます
1)大きくするための剪定
庭木は、建築物と違って成長していきます。予算によっては苗木を植えて徐々に形を作りながら大きくしていくことが出来ます。したがって、樹形を作りながら大きくしていく剪定の仕方があると考えます。
2)それ以上大きくしない剪定
庭木が希望の大きさになったら、次はそれ以上大きくしないための剪定の仕方があります。大きくしない剪定は、それぞれの樹種によって剪定の仕方が変わってきます。
害虫や病気から庭木を守る
施主で消毒を嫌う方が最近多くなってきました。そのようなお宅は、1月・2月の冬の間に行う昔ながらの消毒で防除する事を提案させていただいてます。それは、マシン油と硫黄合剤による消毒です。
マシン油は、名からわかるように油です。葉や幹と樹木の隅々まで満遍なくマシン油をまくことによって、冬を越した害虫を油で覆い窒息させて殺します。特に、カイガラムシの駆除に効果があります。
硫黄合剤は、どちらかというと殺虫効果より殺菌のために散布します。
※マシン油と硫黄合剤を一遍にまく時は、薬害を起こす場合があるので気を付けてください。
暖かくなってからの害虫の駆除、主にスミチオン乳剤を使っております。昔は、除虫菊を使用してましたが、手に入りにくくなってしまい今使用してません。この時期は、だいたい梅雨の頃と秋雨の頃に年2回発生してましたが、温暖化の影響か、もう一回発生してしまう年も見受けられるようになってます。この殺虫剤は、殺虫効果があまり強くないので、害虫に薬剤が接触しないと効き目がないです。
ただ、殺虫剤は虫には聞きますが、病気には効きません。うちでは、殺菌剤には、キノンドを使用してます。
樹勢をつけるための肥料
樹勢をつけるために、うちでは1・2月の時期に寒肥を行います。寒肥は、有機肥料である種粕を使います。
やり方は、樹冠の下を掘り、そこに種粕を十分撒き、上に土をかぶせ転圧して平らにします。その時、春のアブラムシ発生を防ぐため、松・槙・落葉樹にオルトラン粒剤を一緒に撒きます。毛虫を防除するため、椿に撒いてもいいでしょう。
お庭のお掃除
落ち葉などの掃除や除草を行います。お庭の掃除をして、ほうきの目を付けるとよりいっそう趣が出ます。
簡単に掃除を行うには、ブロワーを使うこともできます。